【ウェビナー/日本語(録画)】
概要:
• 再使用型ロケット用ターボポンプにおいて、インデューサーとインペラを分離した構造に固有の運転安定性および過渡安定性に関する欠点について。
• 3次元逆解法設計により、インデューサーの吸込能力を一体型のスプリッター付インペラに直接統合する方法について。
• 13個のパラメーターの設計探索空間を活用した物理強化型機械学習 (PEML)による最適化ワークフローにより、わずか57個のデータセットで、複数の運転点におけるほぼすべての予測性能値を、誤差0.3%未満で予想する高精度なサロゲートモデルについて。
• 翼面上の最小圧力Pminをキャビテーションマージンの高精度な最適化指標として用い、設計後の完全な2相流CFD解析によってその妥当性を検証。
※ 本ウェビナーは2026年6月25日にADT本社が英語にて実施した内容を、2026年8月20日(木)に日本語で実施したもの。約1時間。
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このウェビナーでは、3次元逆解法設計と物理強化型機械学習(PEML)を応用して、高性能なインデューサー一体型のロケットポンプ用インペラを開発する、革新的な設計・最適化手法を紹介します。独立したインデューサーを廃止し、同じ子午面上のハブおよびシュラウドの形状内にスプリッター付インペラ構造を採用することで、翼列間の相互作用の問題を完全に回避しています。この最適化ワークフローでは、設計点におけるスロート面積とステージヘッドという2つの主要な制約条件の下、13個のパラメーターによる設計空間を用いて、翼間の通路内の流れを制御する物理現象をパラメーター化しています。キャビテーション性能の最適化を進めるため、3次元逆解法から得られた翼面上の最低圧力(Pmin)を、キャビテーション発生の優れた相関指標として活用しており、設計後は完全な2相流CFD解析によって検証されています。
3次元逆解法設計による幾何形状のパラメーター化と、独自の反応型機械学習アルゴリズムの活用によって実現した「物理学強化型機械学習」を用いることで、わずか57個のデータセットから極めて高精度なサロゲートモデルが作成されました。機械学習によって抽出された2つの異なる設計について、複数の運転点でCFDによる検証を行った結果、ほとんどのパラメーターにおいて、サロゲートモデルの予測誤差が0.3%未満であることが確認されました。その結果得られたコンパクトな4枚羽根の一体型インペラのターボポンプは、すべてのベースライン性能指標に匹敵するか、それを上回っており、次世代ロケットエンジン設計の新たなパラダイムを確立しました。
エンジニア、開発者、研究者ほか、ターボ機械設計に携わる全ての方々におすすめです。


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